航空機にはフライトレコーダーという運行状況を記録する装置が装備され、航空機事故の原因究明の際に重要な
証拠として活用されていますが、自動車交通事故の原因究明は、従来当事者の話と目撃証言だけに頼っていたのがほとんどで、話が食い違って検証に多くの時間がかかっていました。
そこで考えだされたのが、事故時の目撃者に代わり、事故の前後数十秒間を画像として記録する
「ドライブレコーダー」(車載型画像記録装置)
です。
各社商品ともルームミラーの付近、車内フロントガラスに設置するものがほとんどですが、CCDカメラとレコーダーの部分が一体型と分離型があります。
運転中は常に自車と周辺状況を記録し、
事故(追突・衝突)
や
乱暴で危険な運転操作(急ブレーキ・急ハンドル)
により、車に一定の衝撃が加わると、
その前後の画像(走行速度・衝撃度を含みます)
をデータとして保存します。
取り付けは、シガーソケット装着型もありますが、電源、ACC、アース、車速パルスへの配線が必要です。
代表的なドライブレコーダーの例
セパレートタイプのドライブレコーダー
一体型のドライブレコーダー
カメラと本体が分かれているタイプ
フロントガラスに付けるカメラが比較的小さいため、
目立ちにくい。
本体の取付位置を検討する必要があります。
カメラ部分と本体部分が一体になっているタイプ
カメラ以外の部分もフロントガラスに取り付けるため、
少し目立ち安い。
フロントガラスからの配線のみのなので、比較的取り付けやすい。
※ 記録される秒数は機種により異なります